ポップタウン住道オペラパークについて書きます。
1. 概要と専門店街
1972年にポップタウン1番街(これは現存。今回は割愛します。)が開業して、翌年には2番街(ダイエーを核に51の専門店が入居)が完成しました。その後増床や3番街の完成などが続きます。スケートリンクや文化教室なども入居しており、複合型商業施設の先駆け的存在だったと言えます。しかし、店舗の老朽化や競合の出現によりあのような形での営業は次第に不利になると考えたのでしょう。
そこで第1期建て替えとして、2008年にポップタウン住道オペラパーク南館が開業しました。(写真の奥の方のダイエーなどのサイン類がある建物が南館)2010年には第2期建て替えが完了し、核店舗として京阪百貨店を迎え、これにて全面開業となりました。
開業当初からの運営・建物所有は大川創業で、おけいはんポイント等が利用できますが、京阪系列のSCではありません。それでは中に…
1階は撮影してないです…すみません。ジュピターやマクドナルド、パレットプラザなどが入居しています。
2階の主な店舗はユニクロ、マックハウス、セリアです。大都市近郊の商圏が狭めのSCらしいテナント構成です。(学研都市線沿線を商圏としているらしいが、競合の状況を見る限り半径2km〜3kmぐらいが限界ではないかと思っている?)さっきのような空き区画が多々あります。
このパイプオルガンですが、運営元の大川創業の社長(2003年時点)である大川真一郎氏が関西フィルハーモニー管弦楽団のクラリネット奏者として参加していたり、多大な資金援助をしていたりしていたなど音楽への造詣が深かったことが影響しているのかな?と思います。これを根拠づけるように、パイプオルガンの演奏イベントや、フィルハーモニーによる演奏会などもこの吹き抜けで実施されていたようです。この点は当SCで最も特徴的な点であると言えるでしょう。
3階はレストラン街があります。主な店舗はデコホーム、ライトオン、西松屋です。レストランの店舗はとんかつ店、焼肉屋などです。
4階の写真は撮影しておりませんが、スポーツクラブ「コ・ス・パ住道」や管理事務所があります。
案内サインはこのような凝ったデザインになっております。
フロアガイド(紙のフロアガイドは設置されている)を見て貰えば一番手っ取り早いのですが、動線設計も少し独特で00年代後半のこういったSCとしては珍しく明確なメイン通路をあえて設けていないようです。
2. 京阪百貨店すみのどう店
1階は食料品・銘菓・銘品、総合進物サロン、商品券、京阪友の会があります。食品以外では楽天モバイルやココカラファインがあります。イートインにはマクドナルド、サーティワン、ディッパーダンがあり百貨店というよりGMSに近い雰囲気を感じるかも知れません。
しかし、食品売場(生鮮品、グロサリー)の商品は百貨店感を感じるもので、ダイエーとの棲み分けがきちんとできているようです。扱っている名店は鹿鳴館、ファクトリーシンなどです。(SC内にもあるブランドだけど…)
2階はファッション&ビューティーのフロアです。当店が専門店中心の構成であることがよくわかるのは2・3階です。主な専門店(扱いブランド)はニコアンド…、カラダファクトリー、ワンズテラスなど。2010年の開店時より、こういった専門店を誘致したようです。
3階は書籍、紳士ファッション、シューズです。入居店舗はこの3店舗。タカキュー、ABC-MART、アカデミア(くまざわ書店の大型店)があります。
3. ダイエーグルメシティ住道店
先程も書きましたが、当店は2008年に開店した2代目店舗です。先代店舗は上弦の月ロゴ(Dマーク)をロゴ変更後も塔屋は変更していないようです。まあ、建て替える店舗のロゴを変えるのは無駄使いですし… 初代店舗はもちろんGMS型店舗で、売場の増床なども経験しているようです。
現店舗は1階のみに入居しており、食品と少し日用雑貨を扱う一般的なSM型店舗となっております。売場構成などはざっとしか見ていないですが、関東圏の店舗とそこまで差異があるとは思えませんでした。
今回はここまで。ありがとうございました。
参考にしたもの
ポップタウン住道オペラパーク 2022年4月9日 閲覧
大川創業株式会社 2022年4月6日 閲覧
ポップタウン住道 - Wikipedia 2022年4月7日 閲覧
http://ohkawa-sogyo.co.jp/imgs/release100918.pdf オペラパーク住道のご案内
同上
住道 ダイエーと充実のショッピングセンター: 極もん底値ブログ 2022年4月8日閲覧
すみのどう店|京阪百貨店 2022年4月10日 閲覧